以前、自律神経は二つの相対する神経をシーソーの様にバランスを取る事で
心や身体の調子を整える という事を書きました。
では、どうやってバランスを取ればよいのか
呼吸で自律神経のバランスが取るとはどういう事なのか、という事を紹介しようと思います。
「自律神経を整える」とは 交感神経と副交感神経のバランスを整えるという事でしたよね
実は腹式呼吸と胸式呼吸、二つの呼吸法はそれぞれの神経に働きかける呼吸なのです
腹式呼吸
=副交感神経を刺激
↓
「リラックス」の呼吸
胸式呼吸
=交感神経を刺激
↓
「活動」の呼吸
腹式呼吸と胸式呼吸を上手く操ると、自律神経が上手にコントロール出来るのです
活動している時
→交感神経が優位の状態
(胸式呼吸ベース)
休む時
→副交感神経が優位の状態
(腹式呼吸ベース)
ストレスなどを貯めこまない為には、
緊張が解れてリラックスしている状態、すなわち副交感神経が優位になっている方が良いのです
これは、呼吸で言うと、しっかり確実に腹式呼吸が出来ている状態☆
という事が分かりますね^^
実は、理想的なバランスとは
日常的には副交感神経が少し優位に働いていて、活動する時には交感神経が確実に優位に働く状態 なんですね♪
呼吸と合わせて、心臓の動きを紹介すると…
胸式呼吸
→交感神経を刺激
→速くなる
腹式呼吸
→副交感神経を刺激
→遅くなる
ちなみに…
『自律神経失調症』という言葉を
聞いた事がありますか?
自律神経失調症とは、ふたつの神経のバランスが上手く取れなくなった状態の事を言います。
めまい、動悸、不安、不眠、パニック障害、摂食障害などは交感神経が強く働き過ぎた状態で起こる症状
これも、完全に呼吸だけで解消する事は難しいかもしれませんが
ある程度までの症状を緩和させる事は可能なのだそうです。
実際、腹式呼吸法をリバビリや治療に活用しているクリニックが多く見られます。
ストレス社会と言われる今、
呼吸法をマスターして、自分を上手にコントロール出来るようになる
というのも、現代社会で強く生き抜く為には必要なワザと言えそうですね。
Voice & Posture Designer
*Mai Quon*