
先日、打ち合わせ前にたまたまランチをしたお店のみなさんが素敵で印象的でした。
九段下駅から靖国神社の方へ坂を登った所にある、
東京厨房:モダン食堂
http://retty.me/area/PRE13/ARE11/SUB1104/100000751623/
お昼時と言うこともあり、店内は大混雑。
サラリーマン風の男性がメインの客層なので、食べるのも早く、入れ替わりもかなり頻繁。
ふと、お店のスタッフを見てみると、みんなかなり若いイケメンです(^^)
最初に気がついたのは、厨房にいる2名くらいのスタッフ以外は、全員が表の全てのポジションをこなしている、と言うことでした。
・厨房から出て食事をお盆にセットする
・厨房の外側で、ご飯をよそい、お味噌汁を入れる
・配膳する
・片付ける
・来店客を席へ案内する
・注文を聞く
・会計をする
最近、レストランでよく見られる分業制。
ご案内係、配膳係、会計係。
自分の担当以外はしないし出来ないという事がよくあります。
(レジ操作などは、教えてもらえない、という場合もありますが)
それはそれで、一人の責任を減らし、沢山の人を雇うと言う面で、大切なことかもしれませんが、
「お客」と言う立場で考えたら、誰が何の担当なんて関係ありません。
思った時、必要な時に、その場にいる「お店の方」に声を掛けるのは当たり前ですよね。
さらに、ここで働くみなさんは、全員が笑顔でハキハキ話し、きちんと「会話」が出来ます。
料理が遅くて怒ってしまったお客様が一人いましたが、奥から一名出てきて、レジの前にいた方とその近くにいた1人が、しっかり深いお辞儀とともに「本当に申し訳ございませんでした」と詫びし「お代はお返しいたします」と。
すると、怒っていたその方は「いや、そういうつもりじゃないから。もう少しゆっくり食べたかっただけだから」と。 一件落着(^-^)
最後に、そんな東京厨房のスタッフの方々は、一人としていわゆるコンビニ敬語を使いませんでした。
最近よく耳にする「〜になります」「〜の方」「〜でよろしかったでしょうか」などなど。
笑顔でテキパキ、丁寧で正しい言葉で人と接すること。 その瞬間、自分にできることは何かを考えて、行動すること。
当たり前の事を 当たり前にすることが難しくなっている今、ここでの経験は自分自身のことも振り返る良い機会になりました。