呼吸と心の関係

StoryBreath and more

「息」という漢字は、
<自分の心>と書きますよね?


◇息を合わせる

◇息が乱れる

◇息を呑む

◇息が詰まる

◇息が掛かる

◇息を抜く


など、

日本語には、
<息>に関する言葉がたくさんあります。


どれも、気持ちや心の動きに
深く関係していますね


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浅く速い呼吸  
  →不安、緊張、ストレス 

穏やかで深い呼吸
  →安定、平和、リラックス 

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というように

息(呼吸)の仕方=心の状態を
表していると言えるのです


大きな舞台に立つ前、
とても緊張している時は

「深呼吸」をしますよね?


深呼吸(=腹式呼吸) は
身体と意識を休ませる為に働きます。

ココで言う意識とは
脳の働き+心(気持ち)です


心拍数を下げ、
脳内の酸素濃度を少し下げることで

多く出てしまっている
アドレナリン(興奮状態)を
落ち着かせる事に作用します


夜、なかなか眠れない時は

仰向けになったまま、
ゆっくり深く鼻呼吸を
してみてください


先ほどと同じ要領で、

心臓の機能が抑制され、
心拍数が下がり、

胃や腸などの
消化器官が働き出します。


すると脳は「休んで良い時間だ」
と判断し、考える事を止めていきます

そして徐々に睡眠へ向うのです。


反対に

朝起きて、
あくびと共に背伸びをする

この時は 実は、
胸式呼吸。
腹式呼吸とは反対に、
身体や意識を活発に働かせます


心拍数を上げ、
血液を活発に循環させます

脳にも沢山酸素がめぐり、

身体と脳を覚醒させ
アドレナリンを多く分泌させる事で

「目覚め」に強く働きかけます


みんなが知っている『ラジオ体操』


実はラジオ体操は、

覚醒の呼吸と言われる
胸式呼吸と組み合わせて

全身の筋肉を
効率よく動かす運動なので

朝一番にする事で
身体と脳を目覚めさせる 

とても効果的な体操なんですよ♪


呼吸の仕組みや方法について
意識や神経については
あらためて詳しく紹介していきますが、


心や身体の状態と呼吸の動きは
互いに深く影響しあっている事が
イメージできたかと思います。


まとめると・・・


<常に呼吸が浅く速い
   =胸式呼吸が多い
     (=交感神経が優位)>

◆いつも身体がダルい

◆イライラ・ピリピリしている

◆なかなか眠れない

◆高血圧・高血糖

などの状態が続きます。


意識して、深くゆったりと
腹式呼吸を心がけてみてください。


<常に呼吸がゆったり
   =腹式呼吸が多い
     (=副交感神経が優位)>

◆少し動くだけで疲れてしまう
◆やる気が起こらない

◆小さなことが気になる
◆落ち込みやすい

◆朝起きるのが億劫

◆ストレスに弱い
◆免疫が上手く機能しない
 
などの症状が見られます。


腕を上げ背伸びをしながら行う、
胸式呼吸を心がけてみてください。


大切なのは、

二つの呼吸(神経)がシーソーの様に
バランスを取っている状態がベスト
という事。


どちらか片方だけが優位になると
バランスが崩れてしまうんですね。


普段何気なくしている事は

実はちゃんと意味があるんです。


腹式呼吸と胸式呼吸と正しく理解すると

呼吸法をコントロールをする事で

心や身体のコンディションを
上手にコントロールできるようになります。


生きている間は常に付き合う「呼吸」
だからこそ正しく理解し
上手に付き合う事で、より心地良い
生活を送れるようになるかもしれません


Voice & Posture Designer

  *Mai Quon*

*REVOLVER dino network 投稿 | 編集